ロンドンからやってきた彼

ロンドンからやってきた彼

私はそんな二人のやり取りがとってもおもしろくて
暇があると彼らの家に遊びに行っていました。
その時私はまさか旦那=ジェイソンとお付き合いするなんて
夢にも思っていなかったのです。

 

私は学校の友人と学校の休暇を利用して島に遊びに行くことにしました。
おもしろいのでジェイソンとリオンも誘いました。
私達はレンタカーを借りてその島まで向かいました。
島では一軒屋を借りてバーベキューをしたりみんなでカレーを作ったり、
料理上手なリオンの仕切りのもとマレーシア料理を食べたりして
とても楽しい1週間でした。
この時私と旦那は特にまだ恋をするわけではありませんでした。
なぜなら私はこの時まだ旦那の事を
「もしかしたら旦那もゲイかもしれない!?」と思っていたからです(笑)

 

楽しいロンドンの生活でしたがあっという間に1年半が過ぎて、
私はとうとう日本に帰国しなくては行けなくなってしまいました。
私は「日本に帰ったら仕事しなきゃなぁ」と思って
憂鬱でしたが日本に帰りました。

 

日本に帰ってから私はアルバイトをしながら就職活動を始めました。
そしてなんとか某大手企業に契約社員として就職しました。
そこでは英語を使った仕事をしていましたが
シフトの中に夜勤も入っていて結構な重労働でした。

 

私はロンドンの生活から一気に現実に戻ってしまい、
おもしろくない生活を送っていました。
そんな時です。
旦那が日本にやって来ました。
旦那は偶然にも私と同じ沿線に住んでいました。
私は「おもしろいことがやってきた〜♪」とばかりに旦那に会いに行きました。
すると旦那は待ち合わせ場所に不安そうに立っていました。
ロンドンではそんな姿を見た事が無かったので私はちょっとびっくりしていると
彼は「日本語が通じなくて困ったよ」と言いました。
その姿に私の母性本能は一気にくすぐられてしまって、その日は二人で
彼の食料や家具などの生活必需品を1日中かけて買いに行きました。
不安だった彼も次第に元気になってとても楽しそうでした。

 

彼が日本に来た理由は就職でした。
彼はエンジニアの大学を卒業していて
日本の某有名車会社に就職していました。
私はもしかしたらゲイだと思っていたのですっごく意外でした。
私達はそれから頻繁に会うようになりましたが
二人きりで会うよりも彼の友達も一緒の事が多かったです。

 

私達はしばらくグループ交際を続けていました。
2ヶ月間が過ぎたぐらいの頃です。
急でしたが私は職場の同僚に告白されました。
仕事帰りに旦那と飲んでいたので私はその事を旦那に話しました。
すると旦那は飲んでいたお店から急にいなくなったのです。
私は携帯電話に電話しましたが彼は電話に出ません。
私はお店を出て周囲を探しました。
すると彼は泣きながら歩いていたのです。しかもスーツを着たまま。
これを聞いてどんびきする人もたくさんいると思います。
でも私は大爆笑してしまいました。

 

それから私たちの交際が始まりました。
5年、お互いの両親の許しを得るまでに長い年月がかかりました。
今は彼が韓国に転勤で戻ることになり別々に暮らしています。
いつか私の仕事も一区切りがついたら韓国へ行く日が来るでしょう。
それまでは離れていますが、これが私たち夫婦の形です。